在籍確認の具体例 「具体的にどういった会話がされるのか?」
入社年月や勤務(在籍)しているか?などはすべて個人情報です。個人情報保護法により、本人の同意なしで、勤務先が第三者に教えることは禁止されています。
以前勤務していた会社への在籍確認や勤務状況についての問い合わせも同じく個人情報のため、カードローンの申し込みで在籍確認の電話連絡があっても、本人の同意なしでは答えてはいけないのです。
PPC個人情報保護委員会:個人情報保護法質問ダイヤルに寄せられる質問及び回答例の 委員会ホームページ上での公表について
しかし、繰り返しますが在籍確認はカードローン審査で重要なプロセスです。よって、個人情報保護法に抵触しないように、電話連絡をしています。
まず「○○銀行ですが」「▲▲金融ですが」と審査する側が名乗ることは、ありえません。
そこでいくつか具体例を挙げてみます。
例1.個人名で電話
個人名で電話して「■■さん(カードローンの申込者)はいますか?」と聞く方法です。
「今、外出中です」
「今日はリモートワークで自宅勤務です」
「席を外しているようなので、のちほど本人から電話させます」
といった具合に答えてもらえる場合が多いです。
上記の返答は、会社に在籍していることがわかるので、すべてOKとなります。
ちなみに「はい、本人に代わります」とい言われた場合は、すぐ電話を切ってしまうか、本人に代わってから事情を説明します。(いきなり本人が電話に出た場合も同様)
例2.健康保険に電話する
筆者が実際に行なっていた方法ですが、勤務先ではなく健康保険組合に電話するやり方です。
「○○銀行ですが、■■さんから申し込みがありまして、その関係で健康保険の資格取得年月を確認させていただきたく、電話連絡をいたしました。ご本人の同意は頂いております」
「資格取得年月」は、勤務先の健康保険組合に加入したときであり、すなわち入社年月です。
健康保険組合は資格取得年月が正しいか答えただけですので、在籍確認に応じたことにはなりません。また、こちらも銀行名を堂々と名乗っていますし、ウソは言っていません。
この方法では、スムーズに回答を得られることも多かったのですが、もちろん断わられることもありました。
(※紹介したのはあくまで参考です。実際の在籍確認は金融機関や消費者金融で違います)
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